私には遠方にすごく年上のお友達がいます。
とても丁寧で上品な方で、ことあるごとに
お手紙やはがきに近況を綴ってお知らせしてくれます。
電話やメールで用件のほとんどを簡単に済ましてしまう
私にとって、それはとても新鮮でステキなものに感じられ
楽しみの一つになっています。
今でこそ、彼女の丁寧な文章を楽しめるようになったし、
返信も苦もなくできるようになったのですが
(といっても私は彼女ほど丁寧に書けませんが)
最初の頃は文章作法が全然で(笑)
今時期になると「晩秋の候」で始まるお手紙が届くのですが、
「晩秋の候」がなんなのかがさっぱり。
調べて「晩秋の候」が季語であり、
今時期(11月)の季節の挨拶ってことを知りました。
お手紙やはがきを書く際に文頭にご挨拶文を書くことや、
それを略した前略は知っていたけれど、
時期ごとに決まった挨拶や季語があるとは知りませんでした。
季語といえば俳句しか知らなかったです。
しかも秋全般が「晩秋の候」ってわけではなく、
9月は「初秋の候」10月は「秋涼の候」だそうで…
「晩秋の候」は秋の終わりの時期を示すので、
確かに9月の秋の初めに「晩秋の候」はおかしいですよね。
自分が無知過ぎて恥ずかしかったですよ。
日本語は四季がはっきりしているし
季節折々にその時期特有の表現があるのがステキだと思います。
私は彼女によって丁寧と堅苦しいは違うというのも知りました。
季語を使い、季節を楽しみ、相手をさりげなく気遣う
やさしいお手紙を今日も待ち続けています。
更新

